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筆者プロフィール
- 名前: ゆうと
- 経歴: 1994年生まれ(31歳)。ITインフラエンジニア歴6年。ネットワーク(3年)とサーバ・クラウド(3年)の両面を経験。
- キャリア: 2025年に日系から外資へ転職。戦略的なジョブホップで市場価値を向上。
- 保有資格: CCNP Enterprise / LPIC-2 / AWS-SAA
- 現在進行形の挑戦: AWS-SAP取得、LPIC-3(305)の取得、英語学習(IELTS 6.0目標)。
1. 現代のインフラエンジニアは「総合技術者」であるべき理由
昨今、生成AIの進化により「AIがコードを書き、アプリを自動生成する。SaaSの時代は終わる(SaaSの死)」といった議論が囁かれています。しかし、これはインフラエンジニアの価値を揺るがすものではありません。むしろ、「基盤」への回帰を意味しています。
生成AI時代にインフラが重要視される理由
- AIを動かす「器」の構築: 高性能GPU、高速なRDMAネットワーク、膨大なデータを捌くストレージ基盤を設計・構築するのは、他ならぬインフラエンジニアの仕事です。
- 物理と論理のハイブリッド: ソフトウェアが自動化されるほど、最後に差別化を生むのは「確かな物理基盤」と「強固な認証基盤」です。
- SaaS不要論の先にあるもの: 自社専用AIを構築するために、パブリッククラウドやプライベートインフラを統合的に扱うスキルは、かつてないほど希少価値が高まっています。
統合的な視点:主要な技術要素
| 分野 | プロとしての役割 | 主要な技術・要素 |
| 認証・ID管理 | アクセスの「権限」と「身元」を制御 | AD, LDAP, Web OAuth 2.0 |
| ネットワーク | データの「道」を設計・疎通させる | Cisco, HPE(旧Junos), Aruba |
| ロードバランサー | トラフィックを最適に「分散」する | BIG-IP, A10 |
| セキュリティ | 脅威からシステムを保護する | FortiGate, Palo Alto, 次世代FW |
| サーバ/OS | 処理の「心臓部」を安定稼働させる | Linux, Windows Server |
| クラウド | 柔軟な「共通基盤」を使いこなす | AWS, Azure, Google Cloud |
| データベース | データの「整合性」と「保存」を担う | Oracle, PostgreSQL |
2. 【マインド編】技術以上に差がつく「プロの規律」
「作業員」と「プロ」を分ける決定的な違いは、技術力以前にその**「規律(ディシプリン)」**にあります。
アマチュア(作業員)とプロフェッショナルの比較
| 比較項目 | アマチュア(作業員) | プロフェッショナル(ITインフラエンジニア) |
| 自己投資 | 無料教材だけで済ませようとする | 本・Udemy・検証実機に惜しみなく投資する |
| 検証の姿勢 | 検証をしない行き当たりばったり | 自宅環境等で事前に「成功と失敗」を繰り返す |
| キャリア観 | 現状維持を望み、変化を嫌う | 常に市場価値を意識し、スキルを棚卸しする |
| 体調管理 | 行き当たりばったりで崩しがち | パフォーマンス向上のため睡眠・運動を管理する |
| 対人スキル | 言われた事だけやる。報連相が薄い | 常に1〜2歩先を読み、徹底した報連相を行う |
[Point] 実機検証が「根拠ある自信」を生む
ミニPCや仮想環境を自前で構築し、検証行う経験こそが現場でのトラブル対応時に「根拠ある自信」に変わります。
3. 【技術・学習編】市場価値を最大化する戦略的ロードマップ
プロとして客観的なスキルを証明するために、以下の資格取得を戦略的に進めましょう。
分野別・主要資格リスト
- ネットワーク系: Cisco(CCNA, CCNP Enterprise, CCIE)、ネットワークスペシャリスト
- サーバ系: Linux(LPIC, LinuC レベル1〜3)、Windows Server(AZ-800, AZ-801)
- クラウド系: AWS, Azure, Google Cloud 各種認定資格
- セキュリティ系: 情報処理安全確保支援士、CISSP、各ベンダー資格
- データベース系: データベーススペシャリスト、ORACLE MASTER


