こんにちは、今回はCisco CCNP ENCOR(350-401)に合格した体験談を、これから受験する方向けにシェアします。
「どんな問題が出るの?」「おすすめの教材は?」「何回受けた?」といった疑問に答えていきます。
CCNP Enterpriseとは?
CCNP Enterpriseは、Cisco社のネットワークエンジニア向けプロフェッショナル認定資格です。
取得するには以下の2試験の合格が必要です。
・ コア試験:ENCOR(350-401)
・ コンセントレーション試験(複数の選択肢から1つ)
👉 Cisco公式サイトで詳細を見る
なぜCisco資格は評価されるのか?
Ciscoは、ルータ・スイッチなどのネットワーク機器で圧倒的シェアを持つベンダーです。
そのため、Cisco資格を持っていると「Cisco機器に強いエンジニア」として即戦力として評価されやすいです。
受験情報まとめ(2025年時点)
項目 | 内容 |
試験名 | CCNP ENCOR(350-401) |
受験時期 | 2025年7月 |
回数 | 5回目で合格 |
試験費用 | 約65,000円(税込) |
受験方法 | ピアソンVUE |
※Ciscoアカウント作成方法はこちらの記事を参考にしてください。
出題傾向と感想(体験談)
私が受験した際の出題傾向は以下の通りでした。
・ 自動化、SDN、無線、仮想化関連の問題が多め
・ シミュレーション問題の内容例:
・ GREトンネル+VRF+スタティックルート
・ OSPF設定と経路集約
・ BGPのaddress-family設定
・ Flexible NetFlow + IP SLA + SPAN
⚠ 選択問題を素早く解かないと、シミュレーションで時間が足りなくなります。
合格までの勉強法【戦略的6ステップ】
① 白本で基礎を固める
「シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト&問題集」がおすすめ。
図解や設定例が豊富で、初学者でも理解しやすいです。
② 仮想環境でラボ検証
理解した内容をeve-ngやVMware Workstation Proで再現して定着させます。
・ eve-ng公式サイト
・ インストール方法(Qiita)
・ Cisco公式CML2
③ Ping-t、JPN試験でアウトプット
・ Ping-tのCCNP問題集
・ JPN試験
・ Examtopics
④ 間違えた問題は白本に戻って再復習
わからなかった点は白本で再確認し、仮想環境で再現します。
⑤ 他人の合格体験記を参考に
Ping-tやQiitaにある体験記を読んで、出題傾向や時間配分の戦略を掴みました。
⑥ 1~5を繰り返す!
反復学習が合格への近道です。焦らず積み上げましょう。
私の仮想環境構成(参考)
・ PC:ゲーミングPC
・ スペック:
・RAM:64GB
・SSD:1TB
・OS:Windows 11 Pro
・ 使用ソフト:VMware Workstation Pro + eve-ng
💡将来的にはミニPC+Proxmox VEの構成もおすすめです。
受験スケジュールの注意点
・ 1ヶ月での短期合格は非推奨。2~3ヶ月がおすすめ
・ 試験直前でも日程変更可能(ピアソンVUE)
・ 落ちても再受験可能!チャンスは何度でもある!
合格後の手続き【チェックリスト】
注意:CCNP Enterpriseを名乗るには?
ENCORだけではCCNP Enterpriseになりません!
コンセントレーション試験も合格して初めて「CCNP Enterprise」取得となります。
まとめ:CCNP ENCORはネットワークキャリアにおすすめ!
・ ネットワーク案件の参入障壁を下げられる
・ 報奨金制度のある企業も多い
・ 海外や外資でのキャリアアップにも有効
「ネットワークエンジニアとしてのキャリアを広げたい」
そんな方は、ぜひ受験してみてください!